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戦争の無い世界を創るために


「戦争の無い平和な世界を創る」という企業理念のユニバーサルピース株式会社代表取締役のブログ
by hamamuratomonari
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Peace in Tibet

チベット暴動がニュースで話題になっている。

一年半前だが、チベットを旅して、チベット族が不満を持っている事は正直感じられなかった。

共に旅したギリシャ人が、ヒマラヤからラサ近郊に近づくと道路がどんどん整備されているのを
見て、「チベットは確かに侵略されたが、中国がいなければこんなに発展できなかったはずだ。」と言ったのが思い出される。

僕も事実そう感じた。ネパールからヒマラヤ付近の道路は舗装されておらず、ぽつぽつ集落があり貧しさが滲み出ていた。その反面ラサは活況があり、駅は真新しく中国の好景気を直に受けていた。恐らくその発展に格差が生じ、チベット族の不満が爆発したのだろうか。

チベットにつられて、台湾でも独立意識が高まっている。オリンピックボイコットなども掲げられている。正直、僕はこの国際的な反中意識に危機を感じる。というのも、今や巨大な軍事力を有した中国がバブル崩壊に苦しみ、国際的に孤立することになれば、窮鼠猫をかむ恐れがある。

日露戦争でロシアに勝ち、韓国を併合、満州国を立て、軍事的、経済的に発展し続けた日本がABCD包囲、ハルノートを突き立てられ世界的に孤立した時代を彷彿させる。

軍事的・経済的に力を持った中国がチベット独立、台湾独立を武力で阻止すれば、それに対し、国際社会(アメリカ)は対中経済制裁等を行うだろう。そうすれば中国は国際社会で孤立し、
一気に戦争への可能性が高まる。

あるずばぬけた力が世界を支配する時、世界は安定するが(ローマ帝国など)、各国に分裂し力が均衡すれば互いに主権を最大限行使し、争いが生じる。パックスアメリカーナが終わり、中国との勢力が均衡もしくは、中国が米国をうわまれば第二の冷戦から代理戦争が頻発する可能性もある。両国は常任理事国で拒否権を持っていることから、両国が衝突すれば誰も止められない。

世界が再び大規模戦争に陥る前に、世界政府の可能性を探るべきだ。
人類は下らぬ身内争いを止め、早く小さな地球から広大な宇宙へと目を向けてほしい。

Peace in Tibet_d0054969_23102567.jpg


by hamamuratomonari | 2008-03-18 23:11 | 平和の泉
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