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今日は平和学、開発学のMA、PhD生合わせて10人で第二回勉強会が開かれた。午後3時から結局8時半ぐらいまで議論し、暑かったけれども有意義な時間を過ごす事が出来た。テーマは、ソマリアの戦争経済と食料援助、映画ブラックホークダウンの検証、Anti-Nationalism、世界政府と国連改革、仏教哲学と紛争解決、中東イスラエルの建国への経緯、貧困と公共政策の重要性、日中韓の信頼醸成、平和構築とスリランカ、生物兵器規制の強化~アジア6カ国の貢献など多岐に渡った。勉強会一回目以上に深く濃い議論が出来て大成功だった。改めてT君ありがとう!
さて、世界政府 国連改革についてはPhDの先輩方からもおもしろいと言って頂き方向性が定まってきたので、将来の研究の第一ステップとして良い修士論文が書けたらと思う。ただ、一つ今回の議論の中で出て来た『机上の空論と現実』が印象に残ったので僕の考える所を述べたい。 平和という概念自体はとても抽象的で、現実的ではないかもしれない。しかし、現実的でない空論は必要無いのだろうか?空論があるからこそ、将来へのVisionや展望が生まれるのではないか。月に行く事が夢物語とされてきた時代の人々が現在の宇宙技術を見てどう思うだろう?空論とされてきたものが実現された例は沢山あるはずだ。紛争現場、貧困地域で直接的に働きかける事だけが評価されるべきか。現場で働く者と、将来のVisionを提案する学者どちらもが必要だと思う。 インドで貧しい人々に沢山喜捨し、マザーハウスでボランティアした時僕は非常に刹那的な自己満足に浸っていた。少数ながらも直接的に人を助ける事は簡単に心を満たしてくれる。しかし、貧しい人々は無限に現れてくる。いつのまにか、喜捨をする事も億劫になっていた。直接的に現場で働く事は目に見える形で、短期的に達成感を得られる事が出来る。ただ、僕は根本的な構造こそ変革されるべきだと思った。 何百年先の未来のビジョンを立てることは何の見返りも無い地味な作業だ。ただ、そのビジョンを将来の政治家が実現するかもしれない。諸葛亮孔明が草櫨に篭って天下三分の計を構想し、劉備に提示したのが思い出される。ただ、時代を変えるのは主義にあらず人格。リーダー達の魅力と主義が相まって人々が賛同し、時代が動く。「愚人は過去を、狂人は未来を、賢人は現在を語る。」と言ったのはナポレオンであるが、彼自身は本屋を食いつぶす程の勉強家で、将来の展望を持っていたからこそあれ程のリーダーシップを発揮できた。僕も彼のように勉強して将来のビジョンを立てたいと思っているが、学者になろうとは思っていない。政治家になる事が中学以来変わらない夢である。ただ、机上の空論も決して軽視しない将来ビジョンのある政治家になりたいと思っている。
by hamamuratomonari
| 2006-06-10 12:17
| 平和の泉
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