戦争の無い世界を創るために


「戦争の無い平和な世界を創る」という企業理念のユニバーサルピース株式会社代表取締役のブログ
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カテゴリ:エジプト砂漠の旅( 10 )


エジプト砂漠の旅 最終回

さぁ、とうとう最終回です!長かったなぁ(笑)

 朝8:00の電車に乗るために、6時頃に起きる。外に出ると、いくつかの屋台がすでに開いているので、アレーシに野菜と肉団子を挟んだシャワルマと甘い揚げボールを買って電車に乗り込む。予想以上にかなり電車内は綺麗。エジプトの電車は総じて綺麗だ!

 自転車などで一年半ヨーロッパから旅をしているサイババみたいなアメリカ人に出会う。髪が爆発して、歯も抜けていて、英語何しゃべってるかあんまりわからなかったww d0054969_2084717.jpg
 さすがに一年半も旅はできないなぁと感心すると共に、「何が目的なのかなー」、と疑問に思う。旅人にとっては「旅」自体が目的なのかもしれない。しかし、一歩間違えれば目的を失った放浪者と変わりない。僕自身、目的の持った旅をして行こうと思った。昼の3時ごろなのに、車掌さんに「Dinnerはいるか?」と訊かれる。そんな物まであるのか!興味津々頼んでみることにした。値段も400円でチキンなどなかなか豪勢だった。食後本を読んだり、景色を眺める。

 結局アスワンから14時間経ってカイロへ到着!やっぱり都会だ!タクシーで乗り合わせた女の子とかもタバコ吸ってギャルっぽかった(笑) 外はエジプトで初めて見る雨だった。カイロの混沌に満ちた俗世を洗い流すかのようだった。しかし、雨が降っていてより運転は困難を極めている。
 レースのような交通状態を抜け、空港へ到着。ターミナルが違ったのでバスで移動する。空港内は非常に簡素だった。何もすることがなかったし、疲れていたので椅子で2時間ぐらい寝てしまった。飛行機は深夜2:55発で、再びアムステルダムへ向かった。ジャンボ機内では椅子の前に映画や音楽、ゲームなどできるスクリーンがあるので、『電車男』と『BreatKids』という日本映画を観た。アムステルダムに到着して2時間暇を潰し、飛行機を乗り換えてロンドンへ。
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 ロンドンの中心地ピカデリーサーカスに戻った時改めて綺麗だなぁと感動した(ブラッドフォードに戻った時も感動w)。全てが綺麗だった。やっぱり先進国なんだと再確認(笑)。スーツを着ているおっちゃん達が特にかっこよかった!日本食レストランで「カツ丼」を食べ、ジャパンセンターで「おたふく焼きそばソース」等を買ってバスでブラッドフォードへ。
 結局夜の10時頃に到着。移動尽くめでさすがに疲れていたが、自分の部屋に入ってインターネット、音楽、温かいシャワーなどの現代技術に改めて感謝した。インドから日本に戻った時、日本全体が「病院」のように感じたが、似たような感覚を覚えた。「安心」なのだ。今回の旅は10日間で7都市も行くハードスケジュールだったので「刺激」が強過ぎたのかもしれない。でも、体力も回復した今、改めてエジプトは素晴らしい国だったと思う。壮大な古代遺跡と混沌とした現世が並存している光景がとても感動的だし、人がとてもいい。もし、機会があればぜひ訪れて欲しい国です。

 さて、現在と言えば、来週の月曜提出の論文に追われています。エジプトで感じた歴史的なマクロ視点と現実の貧富の格差を忘れずに研究に没頭していけたらと思います。それではまた!長い日記を最後まで読んでくれて有難うです!
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へったくそな字やな~!(笑)
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by hamamuratomonari | 2006-01-19 20:15 | エジプト砂漠の旅

エジプト砂漠の旅 第九話

 早朝3時にノックがして、朝食を買い物袋でもらう。中身はアレーシというチャパティのような物と、ジャムとチーズといった感じ。ワゴンにすでに他のホテルからの西洋人が乗っている。10人ぐらい乗って、暗闇の中アブシンベルへ向かう。途中一時停止したら、他の巨大な観光バスなどが沢山待っている。どうも、観光客の大群で行くみたいだ。大群の観光バスでゲートを越えていき、再び砂漠が広がる。日の出がとても綺麗だった。いつの間にかみんな爆睡していて、2時間ぐらいでアブシンベル大神殿(紀元前1300年)へ到着した。
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ラメセス2世の巨像は思った程大きくはなかった。中国西安の龍門石窟と大差ない印象を受ける。でも、中には巨像が4体あって、壁画もまた他の遺跡とは違って素晴らしかった。ラメセス2世が、ヒッタイトと戦ったカデシュの戦いをレリーフとした壁画がほとんで、ラー神、アモン神といった神々が描かれている。

 中国の春秋時代も言えることだが、人類は紀元前から戦争をしており、改めて人類の愚かさを見ると共に戦争の変遷を感じた。争いの根本精神は人間から失くすことはできないだろう。だが、戦争の形態や規模は変わり続けており、もはやEU内の戦争可能性もかなり低い。戦争の原因は人間の本性ではなく、システム的な問題だと再認識した。
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 日本人団体客は神殿内に入る前に、丸ごと物売りの対象になっていた。ツアーも楽じゃないなぁw子供とパピルスの値引き交渉をした。セッタ!(6)ハムサ!(5)などと言い合った。せこいけどこれが楽しいw 大体観光地での値引きは元値の三分の一まで確実に下がるので皆さんも頑張って下さい(笑) 

d0054969_19174952.jpg その後、アスワンダム、イシス神殿へ行く。ここイシス神殿は川の真ん中にあり、迷宮のような造りで結構いい!帰りのフェリー乗り場で、韓国人女の子3人が英語が話せず困っていたので、俺が助けてあげたw ちょっとかっこ良かったかも(笑)。その後、「ケンチャナヨー(大丈夫)」などと冬ソナで覚えた韓国語を披露(笑)。 
 ワゴン内のみんなも結構疲れてきたので、ホテルに帰ることになった。昼食はホテルの女の子が買ってきたコシャリ。三食続けてコシャリだけど飽きない。夜はスークという市場を通り、川沿いの船上レストランで最後の晩餐。ステーキとデザート食ってもたったの(400円)。日本語が飛び交うスークを「マッサラーマ」と言いながらホテルへ帰っていく。もう、「マッサラーマ」と言う数も残り少なくなって少し寂しさを感じた。。明日はとうとう帰国だ!
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by hamamuratomonari | 2006-01-18 19:27 | エジプト砂漠の旅

エジプト砂漠の旅 第八話

 たっぷり寝てヒロシの体調もちょっと良くなったので、『王家の谷』(王の墓が沢山ある)に行こうと思ったが、船で対岸に渡ったりと時間がかかるので止めることにした。朝食をゆっくり食べ、インターネットをしたりして、正午までのんびりすることにした。
 チェックアウトしてバス停へ行くが、ルクソール→アスワン行きのバスは無いとのこと。電車で行くしかないみたいだ。崩壊している駅前を通って、駅内のチケット売り場へ行く。どんどん割り込んで来るし、喧嘩を始めたり、どうしようもなかったので強引に突っ込んでなんとかチケットを買った。

d0054969_245166.jpg 17:00発で時間に余裕ができたので王家の谷へ行くことにした。フェリーで1ポンド(20円)で対岸まで行く。甲板の上でテイクアウトしたコシャリを食う。やっぱうまい!
(これは豪華客船。ルクソール、アスワンなどはナイル川クルーズの客船が沢山ある。)

 船着場からタクシーを値下げしまくって10ポンドで王家の谷まで行く。王家の谷にはラメセス2世など歴代の王の墓が洞窟内にある世界遺産である。ここら辺一体の遺跡群はナイル川の西岸に位置し、東岸の神殿から見ると、日が沈むためあの世に繋がっていると考えられていたらしい。そのため西岸に王の墓が集中しているのだ。d0054969_2551031.jpg

 さすがに他の遺跡とは違い、壁画もカラフルで立体的で保存状態がとてもいい。王ではないが、ミイラも置いてある。再び頭の中は「風の谷のナウシカ」だ(笑)。しばし感慨に耽りながら、太古の世界へタイムトリップしていた。。。
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 帰りも値引き交渉に勝利し、船乗り場へ戻る。時間が迫ってきたので、コーラや水のボトルを買って電車に乗り込む。3時間弱でルクソールと同様世界遺産都市であるアスワンへ到着。一泊6ポンド(120円)のマルワホテルへ行く。日本人旅行者が寄せ書きした情報ノートがあって、アフリカ旅行の情報が満載で凄かった。明日はアブシンベル神殿へ行くため早朝3時に起きなくてはいけないので早く寝ることにした。。
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by hamamuratomonari | 2006-01-18 03:10 | エジプト砂漠の旅

エジプト砂漠の旅 第七話

 朝起きてフロントへ行くと、すでに警察官二人が待っていた。フロントに人がいないので、鍵を置いて銀行へ向かった。警察官の一人が俺らと一緒に歩き、その後ろに三人ぐらい乗っている警護車が常について来る。「自由」ではないが、「安全」は確保される。スパイ活動を監視するためなのか、単に観光客を保護するためなのか、たぶん両方だろう。しかし、ある程度の「制限」で安全性が保たれなければ、逆に「不自由」になる。「自由」とはある一定の制限(きまり)の下に存在できると思う。それは個人から国際間にまで言えることだ。

 銀行が閉まっていたので、近くの小店で果物を買って食べる。エジプトのみかんは日本並みにおいしい!ATMが開いたのでお金を下ろし、警察官にルクソール行きのタクシーを頼む。ここハルガ(カルガ)オアシスからルクソールへは、通常のバスが通っておらずタクシーで行くしかないのだ。今一体どういうルートで旅しているか地図で示しておこう。
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(カイロから西方のバフレィヤオアシス→ファラフラオアシス→ダフラオアシス→カルガオアシス→ルクソールと向かっている。その後アスワン→アブシンベルと南下。)
 ルクソールの北のアスユートにはバスが出ているが遠回りになって時間もかかるのでタクシーで直接ルクソールへ行くことにしたのだ。カルガオアシスを抜けるまで、警察の護衛車はついて来、ゲートで警察官の一人がタクシーに乗ってきた。オアシスを抜けてまで監視するつもりだ。再び砂漠の中の一本道を走り、ドラム缶だけで仕切られるゲートを何個も越える。そして、警察官は途中下車し、代わりになぜかアスワンのホテルスタッフのエブラヒムが乗って来る。

 ポリスがいなくなってから、陽気なタクシー運転手はいきなりバクシーシを要求してきた。でたーw エジプトでは貧しい人から普通の人までとにかくバクシーシと言ってくる。イスラム教の慣習とは言え、少し問題だと思う。物乞いを装って大金持ちな人達も実際いるようだし、モラルハザードになってるんじゃないだろうか。。4時間ぐらい経って、緑が増えて来る。エジプトで最も遺跡がある古代首都ルクソール(テーベ)に到着する。ゲートがいくつもあり、途中から再びマシンガン持ってる軍人護衛車がついて来る。結局Happy Land Hotel に到着後、オーナーと相談して運転手にバクシーシ20E£あげることにした(何か渡さないと帰らないw)。 疲れがたまっているので仮眠を取ることにした。

 夕方に起きて、屋上レストランでチキンライスを食べた。やっぱり都会はなんだかんだで便利で落ち着く。砂漠は現地人にとって「熱くて何も無い所」らしいが、この時は同感できた。最初は感動するけど、すぐ飽きます(笑)。夜はやっと観光客らしく、カルナック神殿の「光と音のショー」を見た。音楽はステレオで迫力があり、いかにもエジプトらしい雰囲気で幻想的だった。やっとほっとできたw
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by hamamuratomonari | 2006-01-17 18:06 | エジプト砂漠の旅

エジプト砂漠の旅 第六話

 昼のチェックアウトまで本を読んだりして体を休ませることにした。ここファラフラオアシスは軍事拠点のくせにとても小さく、ホテルやレストランは一軒ずつといった所。フセインレストランというMadeInJapanと書いてある板でできた簡素な店でチキンを食う。 

 バスは小さカフェの前に止まるらしく、ここでも3時間ぐらい待った。到着予定時間を大幅に遅れても来ないので、軍人のお兄さんが「この荷台車に乗っていけ」と言う。他に四人の若い女性と三人の男性が乗ってきた。ダフラオアシスまで行くそうだ!石だらけの悪路を抜け、砂漠しかない道路を突っ走る。風がもろに当たるのでヒロシはかなりきつそうだ。。

 隣の女の子達とアラビア語の会話本片手にいろいろ話す。彼女達はカイロからやってきていて、スカーフは被っているが、携帯を持ちジーパンを履いている都会っ子だった。携帯の写真でみんなに激写された(笑)お返しにデジカメで撮ろうとすると、スカーフで顔を隠し始めた。イスラム教では結婚前に外国人に写真を撮られたら、他の男性にいいイメージを与えないらしい。そう知っていたが、撮ってやったwww 彼女達も笑いながら顔を隠す。
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 4、5時間経って日も沈み、砂漠しかない道をケツの痛みと強風に耐えながらなんとかダフラオアシス前に到着。そこからさらに乗り合いワゴンタクシーのセルビスに乗り換える。俺ら二人以外完全にエジプト人でぎゅうぎゅう詰め。真っ暗な道を2時間ぐらい走って、ダフラの中心へ着く。そしてさらなる目的地ハルガオアシス行きのセルビスがあったので乗ろうとしたが、どうも怪しかったので隣の正規バスに乗る。ふー、やっとまともなバスに乗れた。
 3時間程バスに揺られ、ハルガオアシスに無事到着。降りるとすぐにポリスがいて、「どこのホテルに行くのか?」と訊かれる。近くの安宿の名を伝え、再びポリス保護の下ホテルまで行く。ホテルはベッドも汚く、シャワーも出ない所。かなりきつい一日でイギリスが少し恋しくなった。砂漠、なかなか手強いなぁ。。
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by hamamuratomonari | 2006-01-17 03:21 | エジプト砂漠の旅

エジプト砂漠の旅 第五話

日の出と共に目が覚め、一人岩の上で朝日を眺める。

d0054969_17564440.jpg ジープの中にあったティッシュペーパーを持って野グソする(笑) 食事中の人はごめんなさいw エジプトのトイレは基本的にティッシュを置かない。インドではちかくにバケツがあってそれで水洗いするが、エジプトはもう少し発展してて、隣にホースがあるw それで水洗い。ひさびさにティッシュを使ったので違和感があった(笑)。でも、水洗いの方が環境的にもいいし、意外に気持ちがいいのだ。犬のように砂で隠し、周辺を散歩する。
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 至る所に貝殻やドライフラワーという「花の化石」がある。約6000万年前ここは海底だったそうだ。。我が兄が作曲した「Plastic Flower」が頭の中で流れる。人類が誕生するもっと前にすでに貝や花があったと思うと宇宙の長さと、人生の短さに改めて気づかされる。

 イビキをかいていたアリが目を覚まし、朝飯の用意をする。昨日のご飯を暖め直して、野菜煮込みをかけるだけだけどうまい。白砂漠に「マ アッサラーマ(さようなら)」と別れを告げ、バスが止まるというオアシスとオアシスの間にある一軒のカフェテリアに戻る。そこでエジプトでみんな吸っているシーシャという水タバコを吸ってみる。
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タバコは吸わないが、普通のタバコよりうまい気がした。長老に名前を付けられ、シャーイを飲んだりと、ゆっくりした時間が流れる。

 バスの到着予定時間になったので道路沿いで待つが、結局3時間経っても来ない。ホテルのオーナーMAXのジープがやって来て、「バスが壊れたらしい、だから今日はもう来ない。明日も来るかわからないぞ。」と言って去って行った。カフェテリアには車が無いし、道路を通る車は少なく、来たとしても砂漠ツアーのジープだったり、進退極まってしまった。前のオアシスに戻るにも、先のオアシスに行くにも車が必須なのだ。カフェテリアの近くにはドラム缶三つだけで仕切られているゲートがあり、そこに警察がいたので、車を持っていないか尋ねてみたが持って無かった。しばらく、途方に暮れた後、人生初のヒッチハイクを試みることに。戻るか先に行くかは、捕った車の行き先に託すことにした。
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 1時間ぐらいで大きな荷台トラックがゲート前に止まった。ファラフラオアシスに行くらしい!値段交渉をして、急いでバックを持ってきて乗り込んだ。運転手ともう一人のおっちゃんは全く英語が解らずアラビア語のみで意思疎通するしか無かった。もちろんお互い何を言っているのかさっぱりわからないのでとりあえず爆笑するw 最初は運転席にぎゅうぎゅう詰めで乗ったが、これで2時間以上も耐えれないと思い、荷台に移動することに。周りは360度砂漠、猿岩石気分だった(笑)。二人のおっちゃんは運転席から手を振ってきたり、毛布いるかー?って言ってきたり、とても優しかった。最初不安だったが、運に救われたようだ。日没時には止まって、砂の上に布を置いて、メッカの方向にお祈りを始めた。もう一人は野グソしていた(笑) 

 ゲートをいくつも越え、薄暗くなってやっとオアシスが見えてきた。このファラフラオアシス、リビアに対する重要な軍事拠点でもあり軍人が沢山いた。しかし、日本人だと言うと喜んでいた。軍人保護のトラックでホテルまで移動。ホテルは一軒しかないらしい。ヒロシは風邪でしんどそうなので、一人村に行き、みかんやパンを買う。帰りに少年が「ヤバーニー!(日本人)」と言って、自転車でホテル近くまで送ってくれた。この日から旅の過酷さは増していく。
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by hamamuratomonari | 2006-01-15 18:18 | エジプト砂漠の旅

エジプト砂漠の旅 第四話

 朝ラズワディというおっちゃんに日本語でホテル案内書いてくれと頼まれる。こうやって日本人客を勧誘していくみたいだ。実際ホテルは結構良かったから正直に感想を書いてあげた。その後、彼となぞなぞを出し合って時間を潰した。
 朝食を食べて、村の中心へ。ターバンを買おうと思ったらMaxの弟が買って来てくれると、親切そうなので頼んでしまったがこれが問題だった。買ってきた代物は50エジプトポンド、約1000円する。さすがに高いので返品してくれと言ったが無理だと言うので、30ポンドだけ払ってくれた。しかし、20ポンド彼は損しているはず。たぶん正規の値段はもっと安かったのだろう。あんまりエジプト人に頼みごとはしない方がいい、すぐバクシーシ(金)を要求してくるから。ホテルに戻ると今度は砂漠ツアーの税金が20ポンドいるとMaxが言う。これ払わないとツアーには行けないと。。しょうがなかったので払ったがまた怪しい。。。

 d0054969_22222017.jpgその後、でっかいジープがやってきた。運転手は英語が全然通じないアリという名のおっちゃん。でこぼこ道を走って、ガソリン入れて、水を調達して、いざ出発。アラビアンミュージックをがんがんかけながら地平線の砂漠を貫く一本の道路を高速で走る。途中黒砂漠、クリスタルマウンテン、白砂漠などを回る。キノコのような奇岩が沢山あって違う星に来たみたいだ。d0054969_22213776.jpg
 
 日没近くになり、白砂漠の中を突っ走って、寝床を決める。ジープを軸にカーテンを張り、アリが夕食の支度を始める。玉葱切って涙出しまくっているw 僕らは夕日を見るために奇岩の上に登り、静かに太陽が沈むのを見届ける。「絶景かな」
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 夕食は薪で火を炊いて、鍋ごとぐつぐつ。最初に米を炊いて、次にトマトと玉葱、ジャガイモの煮込み。メインは鳥の足と心臓と胃をまるごと焼く。アリは熱いのに手で肉を裏返す。男の中の男だ(笑)。
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夕飯ができて、音も風も全く無い星空の下で、がつがつと食う。この豪快な料理が旅の中で一番うまかった。食後、甘ーいシャーイ(紅茶)を飲みながら、木枝で砂の上に○を何個か描いて、線で消していき一個残ったら負けのゲームや、ビンゴをした。アラビアの数字の講義もしてもらった。アラビアの数字は普通の数字と違って、これを覚えないとバスとかに乗るのが難しい。1から10をアリが描いて覚えてテスト。わからない時はふざけてニコチャンマーク描いたら、笑いながら枝で叩かれそうになった(笑) 

 楽しい時間を過ごしていると、遠くからライトと足音が聞こえてきた。どうやら向こうにもジープがあるらしい。彼は英語がペラペラで、バクシーシを一人60ポンド(1200円)をアリに払えという。また、バクシーシかぁー、せっかくのいい雰囲気が台無しにされた。「払えない」と言って、彼はしぶしぶ帰っていった。満天の星空と白い砂漠の狭間にある人間の俗世が、綺麗で哀愁を帯びていた。ヒロシが風邪のため早く寝て、僕とアリ二人で無音の中、焚き火に手を当てながらアラビア語で一言ずつ恋人や、家族、平和についてコミュニケーションした。「サマ カビール(宇宙 大きい)」という言葉が頭に残った。。無音の星空の下で毛布にくるまって寝ることにした。
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by hamamuratomonari | 2006-01-14 22:35 | エジプト砂漠の旅

エジプト砂漠の旅 第三話

早朝6:00に起きて、タクシーでバス停まで行く。車内は再びアラビア風の曲。韓国人に席の位置を教えてもらい「コマッスムニダー(ありがとう)」と言う。エジプトには何故か韓国人旅行客が沢山いた。なのでよく街でも「コリア?」と訊かれた。経済発展したせいか、友好関係があるのか何故だろう??

d0054969_115546.jpg 5時間、カイロとギザの街を通って、砂漠の中の一本道を突っ走る。
 途中パーキングエリアみたいな所で砂漠で用を足したら、大群の犬が吠えて向かって来たので急いで逃げた(笑)
 荒涼とした砂漠を抜け、点々とオアシスが見え始める。いくつかの小規模なオアシスで乗客を降ろしていき、目的地バフレィヤオアシスに到着する。降りた瞬間、子供から大人まで幅広い年代の客引きに囲まれる。オアシスと言ってもきちんとした村で、観光地化されている。両替しに銀行へ行く時も客引きはついてくる。

 インフォメーションセンターでニューオアシスホテルの位置を訊くと、道端で偶然にもそのホテルのオーナーであり、名ジープドライバーのMAXに出会う。ホテルまで連れて行ってもらい、早速、砂漠で野宿するツアーに申し込む。ホテルは500円にもかかわらず、結構こじんまりとしてオシャレだ。
 その後、のんびりと村内を散策し、一人の英語達者な少年とコシャリというエジプトの大衆料理を食う。ご飯とマカロニと、パスタと、揚げた玉葱と、いろいろ入っている不思議な物だが、かなりうまい。病み付きになる味だ。旅行中三食続けて食った時もあった(笑)d0054969_1285421.jpg 
 食後民芸店などを周り、夕方からその少年がよく行くサッカー場で子供達とサッカーをする。胴着を着て空手をやっている少年達もいる。オアシスで空手、ちょっと感動w 腕相撲や短距離走などやってみんなとワイワイ遊ぶ。子供はどこの国に行っても本当に可愛い。汗もかいて日も暮れたので、イスラム教では違法なビールを隠して売っている店で2本買ってホテルで飲む。地下から沸いている露天風呂に入っている人達もいる。疲れたので即効で寝てしまった。

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by hamamuratomonari | 2006-01-14 12:37 | エジプト砂漠の旅

エジプト砂漠の旅 第二話

 朝はゆっくり起きて、エジプト博物館へ。ヒエログリフ、パピルス、巨大な像、柱、船、ツタンカーメンなどエジプトの王朝がいかに巨大で華麗だったかを存分に現していた。d0054969_527452.jpg
 ヒエログリフや壁画を見ると何故か「風の谷のナウシカ」のテーマ曲が頭の中で流れてきた。博物館の中は巨大な王朝の痕跡があり、外には現実の濃い人間社会が残っている。王朝が滅んでも、何千年経っても人間の根本は変わっていないだろう。その昔と現在の、内と外のコントラストが僕の鳥肌を立たせた。 

 大きな博物館を見て周って疲れたので椅子に座っていたら、隣に立っている警備員が「グルグル」「ヒー」などと他の客にばれない程度で奇声を上げ始めた。二人でばれない音量で変な声出して笑った。学校の体育館で、朝礼の時にばれない程度に「プーッ」と声を出して笑いを堪えたのを思い出した。「11時間も警備でしんどいよ。」と彼は言っていた。しかし、博物館は西洋人だらけだった。現地の人には値段が高すぎるのだろう。

 長距離バス停へ行くために地下鉄に乗る。ドアが時間制限式になっていて、数秒経ったら容赦なく閉まる。なので、降りる客も乗る客も「早く早く!」とせかしていた。乗り遅れて挟まれている人もいた(笑)。バス停周辺は羊と動物達、埃まみれで混沌としていた。ここで西方砂漠のバフレィヤオアシス行きのチケットを買う。
 その後、ハンハリーリという大きな市場へ風任せに歩いて向かう。道中牛の肉がまるごとぶら下がっていたり、骨が地面に散らばっていたりとディープな世界が広がる。d0054969_557361.jpg細い路地に人がひしめき合っている。観光客、西洋人はゼロだ。大勢のエジプト人と密着しながら通りをどんどん突き進む。すると、突如雰囲気が変わり西洋人が現れてくる。客引きも一気に増えて日本語が飛び交う。「見るだけ」「山本山」笑 演歌を歌い始める奴もいる。ここが有名な市場ハンハリーリのようだ。オープンカフェなど西洋人用の物が一気に増える。日本人はよく団体行動が好きだと言われるが、西洋人の団体ツアーを見るとお互い様のような気がした。再び観光客のいない路地を抜けていく、石炭を売っている真っ黒のおっちゃんや、小さなモスクでお祈りするイスラム教徒、など生の生活を垣間見る。

d0054969_6103036.jpg 小店に寄って「アッサラームアレィコム(こんにちわ)」と言って、「ビカームダ(いくら?)」と訊き、「イスミーとも、アナ ヤバーニー(ともです。日本人です)」と自己紹介する。まだ二日目だがアラビア語も段々覚えてきた。エジプト人は子供も大人もとても人懐っこい。いつも笑顔で「ハロー」と言ってくるし、日本人と答えると「Good People」と言う。観光地は日本人を鴨として見るけど、一般の人は純粋に親日的だ。宮殿が閉まっていたので、ホテルまでタクシーで帰ることにした。車内ラジオはアッラーを讃える歌が流れ、外はクラクションと埃と人まみれの世界。ドミトリーで出会った日本人フリーカメラマンは隣国スーダンに入る予定だがビザがなかなか取れないらしい。エジプトもなかなか旅の強者達が集まってくるのだろうか。。
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by hamamuratomonari | 2006-01-13 06:28 | エジプト砂漠の旅

エジプト砂漠の旅 第一話

帰って参りました!ブログ更新できず御心配かけました。日焼けして髭が生えておりますが、僕は無事です。 エジプト、なかなか「濃い」国でした。これから数回に分けて旅日記を連載しようと思います。では、早速w
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1月31日大晦日早朝に起きてリーズへタクシーで向かう。リーズからロンドンまで「MegaBus」という一ポンド(200円)で行けるバスに乗るためだ。ロンドンでは列車のストライキがあるらしく心配していたが、無事空港に着いた。飛行機内では、年越しを祝うためにシャンパンが配られた。「カウントダウンしますっ」て言ってたくせにシャンパンが配り終えれずにいつのまにか「ハッピーニューイヤー!」になっていた笑 機内なのに笛を吹き始めるおっちゃんもいた。エジプトらしくなってくる。
 深夜カイロに到着し、銀行で切手のような簡素なビザを買い、パスポートに貼り付ける。ここで日本人の西村さん(4、50代)に出会う。家族を置いて大晦日に単身乗り込んでくるとは勇敢な方だ。三人でタクシーに乗り、安宿へ向かうが超高級ホテルに連れて行かれる。運転手は英語がほぼできず、近くにいた警察官に英語で教えて目的地へ向かう。ホテルは汚い路地の中にひっそりとあり、エレベーターが木製かつ、手動扉で古く、歩くよりも遅いスピードでゆっくり8階まで上がった。途中落ちるんじゃないかと思った。深夜2時で日の出のピラミッドを見たかったのでカバンを置いて次の日から泊まらせてくれとオーナーに言うと、2泊しろとしつこいので軽く喧嘩になった笑 結局我々が折れて二泊することに。まぁ一泊350円だから外に出るより安全なので結果は良かった。 

 軽く仮眠を取って早朝6時ごろに朝飯を食べてタクシーでギザへ向かう。着いた所からスフィンクスが朝もやの中に浮かび上がっていた。
 小さなケンタッキーとピザハットがあったが、その他はインドばりの風景。
小さな子供達がラクダやロバ、馬に跨り朝から働いている。d0054969_18102773.jpg朝っぱらから喧嘩しているおっちゃん達もいる。日本酒の瓶を相方のヒロシが持ってきていたので、ラクダの客引きおっちゃんの目に留まり、キャップに入れて少し上げる。ちょっとラリってるっぽかったし、ゲート内に入ると酒は飲めそうに無かったので、ヒロシと西村さんが一気で飲んで残りを彼にあげる。ゲートが開いて、霧に包まれたスフィンクスとピラミッドを眺める。とても幻想的だ。紀元前何千年に人間の力でこれほどの巨大な三角錐を石で作ったのは驚嘆だ。しかも当時はつるつるの石で覆われており(ほとんど盗まれて今は階段状)、ピカピカの光るピラミッドだったことを想像すると身震いを覚えた(カフラー王のピラミッド頂上には痕跡が残っている)。d0054969_1818377.jpg積極的なラクダの客引きや、絵葉書などの物売りを軽くかわし、ピラミッド内に潜入したり、世界最古の船などを見る。ピラミッド周辺には誰もいない隠された遺跡群が沢山ある。穴、壁画などいたる所にあり、それを探検するのが何よりも楽しかった。いかに巨大な国家だったかと想像すると感動する。d0054969_18212582.jpg
 しかし、フェンスの外の村は地震の跡地のように崩壊していた。西洋人だらけの観光地と現地人を別けるフェンスがとても高く感じられた。富の格差をこのフェンスは無言で語っていた
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一歩外に出ると世界は一変する。川はゴミで溢れ、ヤギの大群、ラクダの頭や生肉が路上や、店先にぶらさがり、地面に座り込む子供達、3車線が6車線ぐらいになるクラクション満載のレース状態などインドと大差ない。ただ、インドと違って物売りは多いが、物乞いは全体的に少なかった。
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(ゴミが川を埋め尽くしている。ポンプで浄水をしているけど全然間に合ってない気がする。。。)
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by hamamuratomonari | 2006-01-12 18:48 | エジプト砂漠の旅